気になる!復職の理由って?

2016.6.6

リスクを回避するため(Aさん)

リスク回避を重視したAさん

Aさんは出産を機に仕事を退職し専業主婦となっていましたが、子育てがひと段落したことをきっかけに数年ほど前に正社員として復職しました。Aさんが専業主婦からまた会社勤めに戻った理由は生活におけるリスク回避のためです。
Aさんのご家庭のそれまでの家計は旦那さんの収入に全て依存していました。このように収入源が1つしかないことをシングルインカムと言いますが、これでは旦那さんが万が一事故や病気などで働けなくなってしまった場合、生活が即座に破綻してしまいます。子どもも手はかからなくなりましたが、今後も生活費や教育費の負担は続いていくだけに油断はできません。また旦那さんは仕事が忙しく、そのために生活も不規則でお酒の摂取も多めだったことからAさんは余計に不安を強くしたようです。

リスクを回避するため(Aさん)

役に立った簿記の資格

上記のような事情から復職を決意したAさんですが、はじめは長く離れていた自分が無事復職できるか、また良い勤め先に採用されるのか不安だったそうです。しかし意外なほどあっさりとAさんは復職に成功し、その後も順調に活躍することができました。そのようなAさんの成功を支えたのは、家計管理やライフプランニングの参考になればと勉強し取得しておいた簿記とFPの資格です。
まず簿記の資格は企業の会計のための資格で、経理人材には欠かすことのできない資格です。そして経理の仕事は主婦の募集も人気も一番高い仕事なためAさんに限らず多くの女性が取得しておいた方が有利な資格と言えるでしょう。また簿記の資格取得は経理の仕事に就かなくとも、会計的な視点を養うのに最も適した資格です。そして会計的な視点で企業を見ることができるということは経営者と同じ視点を持てるということであり、そのような能力は経理以外の営業や企画などの仕事でも大変重宝されるのです。

FPの資格も重視された

またAさんの復職の支えとなった2つ目の資格のFPはファイナンシャルプランナーの略語であり、個人の人生のゴール設定やそのための人生設計を意味するライフプランニングとライフプランニング実現のための資金計画であるファイナンシャルプランニングを行うためのスキルを持っているという資格です。Aさんは家族みんなの幸せ作りのための将来設計に役立てるためにこの資格を取得しました。そしてこの資格は取得の過程で金融や不動産など様々な知識を学ばなければならないので、Aさんには自然とそういった教養が身についていったのです。このように幅広い知識を持っていることも復職の際には高く評価されましたし、Aさんの視野を広げてくれたので仕事にも役に立ちました。

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