年金のことを考えて復職したBさん
Bさんも専業主婦だったにも関わらず正社員での復職を成功させた人物です。そしてBさんのエピソードでは特に流石だなと思わされた部分がありまして、それはBさんが復職を決意した理由です。Bさんはご自身で今後の家計の収入や支出、そして老後資金のことを計算され、このままでは老後生活を破綻させないために大幅に生活レベルを引き下げる必要性があることに気づきました。そしてそうした事態を避けるためには自分が老後にもらえる年金額を増やすことと、そのために仕事に就くことが必要だという結論に自らたどり着いたのです。
主婦も年金はもらえるけれど
ここでBさんの学びと気づきの過程を追体験してみましょう。まずBさんは主婦の年金について調べ出したのですが、結論から言いますと主婦も国民年金の支給を受けることができます。一般的に老後に国民年金の支給を受けるためには一定期間国民年金を納め続けなければならず、月額にして約1万5000円ほどの負担を求められます。しかし専業主婦の方であれば旦那さんの扶養に入っているため、この支出は不要であり将来的には国民年金の支給対象になるのです。
ただこのこと自体は素直にありがたい話であるのですが課題もありまして、国民年金の支給だけでは月額にして7万円に達しません。これでは老後の生活費として心もとないでしょう。
厚生年金にも加入すると
そこでBさんは年金の支給金額を増やす方法を調べ出し、厚生年金に加入できるかどうかがポイントになることに気づきました。そもそもBさんの旦那さんは会社員として勤務していますので、老後には国民年金に加えて厚生年金の支給も受けられます。そのため老後に受け取れる年金の支給金額は月額十数万から二十数万円となるのです。Bさんの収入もこれと同じくらいにまで増やすことができれば夫婦合わせて十分ゆとりある老後を送ることが可能になります。
そしてBさんは厚生年金をもらえる立場になるために社会保険を完備している会社に正社員として働けるよう努力し、その立場を得たというわけです。ただBさんは今の正社員の立場に強く拘っているわけではありません。今後の子育てや家族の介護の都合の中でパートになっても勤務時間を減らしても良いと考えています。なぜならパートでも平成28年10月からの法改正によって週に20時間以上勤務し、月収が8万8000円を超える場合は厚生年金の加入対象となるように法律が切り替わったからです。この条件を満たして働いている場合は厚生年金の加入者のままでいれるので、例えば介護などにも時間を使いながらゆとりある老後の備えもできるのです。
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about当サイト管理人も元々専業主婦でしたが、家計のことや老後の不安などの理由から復職し、現在は正社員として働いています。かつての自分と同じような立場の主婦の方の役に立ちたかったということと、労働力不足という社会問題の解決に力を尽くしたいという思いから当サイトを開設しました。何かご連絡があれば【コチラ】にお願い致します。